Gospel to Okinawa (GTO)

沖縄での教会開拓と教会刷新の必要性

• 2020年に行われた政府調査によると、沖縄の人口１万人に対し教会の数は1.7軒（一人当たりの教会数は47都道府県中40番目）あるそうです。1
• しかし、この調査には、福音の整合性と健全性において多種多様な教会が含まれており、ある教会は福音から遠ざかり、ある教会は福音を説いたことがなく、またある教会は宣教的な姿勢を捨て、ただ存在するだけのところもあります。
• 教会の数は多く見えますが、沖縄県民の2％以下しかクリスチャンがいないのが現状です。2
• 日本の教会の平均的規模は30人。沖縄県民の2％以上に福音を伝えるには、より多くの教会が必要であることは明らかです。3

• 教会文化の刷新.：新しい教会の存在は、他の教会に自己点検を迫られるものです。多くの場合、新しい教会の成功は、既存の教会が自らの実質的な側面を顧みるきっかけになります。そこに、これまでの敗者意識や悲観的な態度に対する神へのへりくだりと悔い改め、また、キリストの体（教会）と地域教会文化の刷新が起きるはずです。
• アウトリーチの革新.：新しい教会は、新しいアイデアを導入することで、地域にあるすべての教会のアウトリーチ効果を高めることができます。新しいだけに革新的な取り組みをする自由があり、その地域全体の「研究開発部門」のような役割を果たすことができます。
• リーダーシップ育成システム：新しい教会には、創造力があり、リスクや革新を恐れない未来志向なベンチャータイプの人が高い確率で集まります。このような新しいタイプのリーダーは、最終的には街全体を良くし、高齢の牧師からバトンを受け継ぐことになります。日本の牧師の9割が50歳以上、半数近くが70歳以上です。また、プロテスタント教会の8つに1つは無牧教会です。5
• 教会へ行ったことのない人々に焦点を絞る：新しい教会は、概して既に教会員になった人以外の人に焦点を当てざるを得ない状況にあります。言わば、「隗より始める」のです。多くの教会教派に関する研究によると、平均的な新教会のほとんどの新会員（60から80％）はどの宗教団体にも属してなかった人であると報告されています。このように、それまで教会に集ったことのない人で溢れる教会は、典型的な既成団体よりも多くの未信者を教会生活やイベントへ誘い、またひきつける力を持つことになります。
• 新しい教会は地域全体の伝道の担い手となり得る：新しい教会は既存の教会の会員を失わせるという考え方とは真逆で、様々な理由で（例えば、新しい群れの社会経済的に合わないなど）既存教会へ転会する人を多く生み出します。

1 https://bit.ly/3hjOM7a

2 https://joshuaproject.net/people_groups/11136/JA

3 https://www.om.org/en/country-profile/japan

4 Except where otherwise noted, these bullets were adapted from City to City Asia Pacific church planting intensive materials. 

5 Beneath the Surface: 30 Ways to Pray for Japan. OMF and Pioneers Japan. (2020)